調名から音を割り出す方法
「〇〇音階やって」と言われたときに音を答える方法をお伝えします。
- 音名を理解し1音目を知る
- その音から全全半全全全半の並びで並べる
- 2度になっているか確認する
たったこれだけです。
では実際に「ト長調」とはどの7つの音か考えてみましょう。
問題: ト調長音階の音を全て答えよ
- STEP 1音名を理解し1音目を知る
「ト」をイタリア語で「ソ」ですね。
- STEP 2ソから全全半全全全半で並べる
臨時記号の付け方で2種類存在することが分かります。
もしくは
- STEP 32度になっているか確認する
全音階は隣同士がの音程が2度になっている必要があります。
- 答え答えは「ソラシドレミファ#ソ」
調号の書き方、記号の順番を覚えよう
調号は毎回決まった順番で書かれます。上記のト長調を見て分かる通り、1つ目の♯は必ず「ファ」につきます。2つ目はド、というふうに続いていきます。
調号によって変化された音名はオクターブに関係なく効果があります。例えばト長調を表す次の調号は全ての「ファ」が変化されます。
しかし、調号自体がオクターブを変えることは原則ありえません。
伝わりますが、習慣によって違和感が生まれます。
♯系
左からファドソレラミシの順番で♯が付きます。それぞれの距離は5度であることが分かります。
調号と臨時記号とは
前述のことからト長調の曲は基本的にファがシャープすることが分かります。楽譜にファを書くたびに、#を書いていてはめんどくさいですよね。そのため、音部記号の横に#を書くことでその段のファ全てに#を適用する、というルールがあります。これを調号といいます。
そして、ト長調の中でト調長音階以外の音階や和音を使うときに変化記号が必要になります。これら音符の左に付ける変化記号のことを臨時記号といいます。
長調と短調の関係、平行調とは
長調12種類と短調12種類の中で同じ調号のペアが一つ存在します。
例えば、ハ長調とイ短調は同じ調号を持ちます。どちも♯も♭も付けないという調号です。「ドレミファソラシド」と「ラシドレミファソラ」のことですね。つまり、調号が同じということは7音の構成音も同じです。
こういった調号が同じ関係を平行調とよびます。
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