七の和音(セブンスコード)とは

3度の音程おさらい

変化記号がついた場合

一度記号を無視して、幹音同士の種類を求めます。その種類を出発地点として上の表から左右に移動します。

記号によって音程間が狭くなれば左へ、広くなれば右に移動します。

  1. 幹音同士の音程を求める。
  2. 変化記号によって距離がどう変化したか考える。
  3. 表を使い幹音同士の種類から変化した方向へ移動する。

三和音(トライアドコード)おさらい

三和音(トライアドコード)とは2つの3度で構成された和音のことです。下の3度と上の3度の幅によって、次の4種類の和音に分けられます。

  • 長三和音(メジャーコード)
  • 短三和音(マイナーコード)
  • 減三和音(ディミニッシュコード)
  • 増三和音(オーグメントコード)
上が長3度上が短3度
下が長3度オーグメント(Caug)


メジャー(C)



下が短3度マイナー(Cm)


ディミニッシュ(Cdim)

七の和音(セブンスコード)とは

七の和音(セブンスコード)とは3つの3度で構成された和音のことです。三和音に3度が追加された形とも言えます。そのため、各三和音(4種)に長短の3度(2種類)を組み合わせた8つの七の和音ができあがります。ただ、1つ不可能なため全部で次の7つになります。

  • 属七の三和音(ドミナント・セブンス)
  • 長七の和音(メジャー・セブンス)
  • 短七の和音(マイナー・セブンス)
  • 減七の和音(ディミニッシュ・セブンス)
  • 導七の和音(ハーフ・ディミニッシュ)
  • 増七の和音(オーグメンテッド・メジャー・セブンス)
  • 短三長七の和音(マイナー・メジャー・セブンス)(存在なしとされる理論書もあります)

一つずつ聴いてみましょう。

上が長3度上が短3度
下が長三和音長七の和音(CM7)
メジャー・セブンス

属七の和音(C7)
ドミナント・セブンス



下が短三和音短三長七の和音(CmM7)
マイナー・メジャー・セブンス

短七の和音(Cm7)
マイナー・セブンス

下が減三和音導七の和音(Cm7♭5)
マイナーセブンス・フラットファイブ

減七の和音(Cdim7)
ディミニッシュ・セブンス

下が増三和音存在無し増七の和音(CaugM7)
オーグメンテッド・メジャー・セブンス

属七の和音一覧表

各和音には21つずつ存在します。

7種類(ドレミファソラシド)×3(根音が♭と幹音と♯)の21つ。

属七の和音の21つを見てみましょう。

()で書いているコードは基本使われません。それはそれらのコードを固有和音とする調が使われにくい、もしくは存在しないためです。

コードは名前が違うけど音は同じという、異名同和音が存在します。

例えばE♯7とF7の音はすべて同じです。それなら簡単なF7の方がいいよね、ということにもなります。

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