固定ドとは
固定ドとはドの高さを絶対的な音とすることです。ドが固定されるということは、ドだけでなく他のレやラも固定されます。
ピッチでいうと、ラの高さを440Hz(もしくは442Hz)にすることが一般的です。
移動ドとは
移動ドとはその曲の調の主音をドとする考え方です。
例えばニ長調の場合はレの位置がドとなります。
固定ドと移動ドのメリット比較
固定ド | 移動ド | |
楽譜の読みやすさ | 簡単 | 難しい |
発声訓練 | やりやすい | やりにくい |
音程矯正 | やりにくい | やりやすい |
音源からのドレミ当て | 絶対音感が必要 | 訓練で相対音感が身に着けられる |
楽曲分析 | 大変 | 簡単 |
移動ドで楽譜を読むには調判定を行う必要があります。さらに、五線譜のドの位置が7通りに分かれるため、難易度は固定ドの7倍といってもいいでしょう。
その敷居の高さから、小学校では習うことが少ないです。
しかし、音からドレミが聴こえるようになり、楽曲分析する難易度は固定ドの1/12のまで簡単になります。
絶対音感は幼少期に身につくため、大人ではなかなか難しいです。ですが、相対音感は大人でも身につけることができます。
相対音感習得のステップ
Ⅴ(7)→Ⅰの和音を探す
ドの音を聴き分ける
ハ長調での相対音感を身につける
他の調に当てはめる
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